写ルンですを振り返る-冬越して春-

写ルンですを振り返る-冬越して春-

2019年5月21日

去年の夏に始めた「写ルンです」での記録。失敗も隠さず記事でご紹介するのも今回で3回目。いい感じに恒例になりつつありますね。

ガツガツ撮りまくってるほどでもなく、思い出したかのようにカバンに入れては気ままに2,3枚撮る。使い切っても放ったらかしで何ヶ月も経ってから現像に出すサイクル。

ここ数ヶ月は本職がハードで中々遊びに行くこともなかったことから、今回カメラ屋から帰ってきた写ルンですから出てきた写真は、2018年の11月ごろから2019年の4月くらいまでの出来事でした。

半年近い時間をかけて帰って来た写真たちを見て、忘れかけてる出来事や日常を振り返ることができるのも、気張らずに使える写ルンですの魅力の一つ。写真と一緒に、ゆっくりと記憶を辿りたいと思います。

そういえば「たけさんぽ東京」に持っていってたわ。

さて、これも恒例になってきました。

写ルンですんを使うと最初の1枚は百発百中でこうなります。成功したことありませんし、いまだに原因もわかってません。多分外で撮ってると思うんですけど、暗かったのかなあ。

現像から帰ってきた写真を見て思い出しましたが、2018年11月大いに盛り上がった「たけさんぽ東京」に写ルンですも持って行ってたんですね。すっかり忘れてました。少し肌寒い中歩いた有楽町あたりでしょうか。

この辺は新橋とか銀座あたりだと思います、多分。

たけさんぽでは一眼レフと写ルンですを持って参戦してました。基本的には、街中の気になるところや、美しい瞬間をできるだけ整った構図を意識して使っていた一眼レフに対して、写ルンですは、ただなんとなくパシャっと撮ってる感。独特の色味のおかげか、こちらの方が「記録」感がある気がします。

 

「マジックアワーの晴海埠頭」もはやどれだけ適当に撮っても絵になってしまう圧倒的な被写体力。たけさんぽ中、何度も首にかかる写ルンですの存在を忘れてましたが、流石にここ晴海埠頭は撮らざるをえない。

奥に見えるはレインボーブリッジ。夕暮れ時の色味と相性がいい気がします。左右がちょっとボワっとなってるのも、味に感じられるのが良いですね。

海で逆光越しの船を撮ってカッコよくならない道理がありません。

後光が射しているのは同じ班でフォトウォークをさせていただいたひろむさん(@mwwx )。足下の影がすぅーっとこちらに伸びているのがかっこいいですね。

普通の鉄塔と国旗、これも埠頭に建っていたもの。空のグラデーションがいい色になってます。

以上たけさんぽ東京で11枚撮影してました。イベント直後に書いた記事にたくさん他の写真もあるので、こちらも合わせて読んでみてください。

写真をもっと好きになる。#たけさんぽ東京

2019年の春。もうすぐ、たけさんぽ福岡が開催される中東京の写真を少し振り返りました。残念ながら福岡は参加できないのですが、参加される方の実況と報告を楽しみにしております。

年末から春にかけての日常

気合いを入れて撮影するフォトウォークから一変、残り半分ちょっとの写真はずっと僕の日常の中で撮ったものでした。

これは完全に僕の家の近くの道。おそらく12月の住宅街でのありふれた風景を、なぜ撮ったかは全く思い出せません。左手に見える庭の木を剪定してるおじさんが、より日常感があって良いですね。

これも家の近くの風景。ただの公園です。都内でも郊外の方に住んでいるので、こういったちょっとした公園が割といたるところにあります。

ここ数枚の日常風景は犬の散歩中に撮っていたようです。顔は洋風、尻尾は芝犬の和洋折衷系散歩大好き犬のアーサー君です。キメ顔のアップにはピントがあいませんでした。

散歩中に見つけた大量のどんぐり。ただピントが合いませんでした。

普段は意識しませんが、街の中には小さな神社って意外とたくさんあります。

人通りも少なく当然車も来ないので、犬の散歩にはちょうど良い場所。

家の近所に浅間山という10分くらいで登頂できる山(丘?)があります。僕が散歩当番の時は神社に寄りながら山をぐるっと回るのがおきまりのルート。いろんな匂いがするみたいで、山に入るとこの犬は我を忘れます。

天気も良く、山の木々もいい感じの色味の出しています。枯れ木と常緑樹と紅葉樹が同時に見えたのでシャッターを押しました。

標高79.6mという、都心のマンションくらいの高さの山ですが、晴れた時にはなんと富士山が見える場所があります。この時も遠くに見えていたのですが、写ルンですでは写リマセンでした。

これは同じ時に同じ場所で撮ったiphoneの写真だと、中央に小さく富士山が見えます。

また失敗写真が出てきました。薄っすらと犬のシルエットが見えますが、これはイタズラをしたのがバレて怒られた犬の図です。耳も尻尾も垂れてしょぼくれているところを激写しましたがうまくいきませんでした。室内だとフラッシュ必須なんでしょうか。項垂れている犬にフラッシュを当てるのは流石に可哀想なので、これでよかったかもしれません。

ちょっと場所が変わって、府中の大国魂神社という大きな神社の参道。年末年始は地元に帰省する予定があって初詣の時期にはこれそうになかったので、年末に先に参った時の写真です。まばらですが、意外とチラホラと人がいる様子。

さて、3枚目の失敗データ。これは何にも写ってないで、マジで何を撮りたかったのか分かりません。

また公園の写真が出てきましたが、これは神戸にある僕の実家の目の前の公園です。この滑り台とジャングルジムは、僕は小学校に入ったくらいの時にできたもの。工事が終わって真新しい遊具が現れたのを見てはしゃいでいたを、ぼんやりと覚えています。

毎日のように遊んでいた頃と、全く同じ景色。20年近く経っているのに遊具の塗装も綺麗で、雑草も綺麗に取り除かれています。本当に小さな公園ですが、近隣の方々に愛されている証拠。ちなみに帰省した中で唯一撮った写真が、この1枚でした。

ボケてますが急に桜が出てきました。突然春になった模様。
年明けから年度末は仕事が忙しく、ほとんど外出をした記憶がありません。

忙しい生活の中、少しだけ春を感じることができました。
家の近くに桜を街路樹にしている道があって、春の時期には「市民桜まつり」というピンク色の提灯がぶら下がります。ホームセンターか何かに向かう用事の途中、自転車でこの道を通った時に桜と出会うことができました。

家の近くで桜を見られた勢いで、井の頭公園の桜を見にいきました。学生の頃吉祥寺の近くに住んでいたので、井の頭公園にもよく来ていますが、結局ここのボートには乗ったことがありません。

あいにく天気があまり良くなかったので、暗めの写りになっていますが、桜自体はさすが圧巻の迫力。

なんだかんだ、桜の花を見ると爽やかな春を感じます。子どもの頃や学生時代は、花を見たり日常の様子を記録したりすることに微塵も興味がありませんでしたが25歳になった今、ちょっとした景色が目に止まるようになりました。

これから年をとる中で、自分の目線がどんな風に変化していくのが楽しみです。

何を撮ったんだっけな〜、と思い出せず放置したことにちょっとした罪悪感を感じながら現像に出した今回でしたが、写ルンですで少しづつ記録した日常を、忘れた頃に振り返るのも悪くありません。

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関連:写ルンですとの出会いと再会。

大学生の頃にたまたま手に取った出会いから数年、ブログをきっかけに興味を持った「カメラ」の流れでもう1度使い始めた「写ルンです」のお話です。

写ルンですは失敗しても笑える。ただ思い出を切り取るだけ。