オートキャンプの相棒”テントコット”

オートキャンプの相棒”テントコット”

コロナ禍になってからキャンプ行く人増えた気がしますね。僕は元々そこまで経験がなかったのですが、妻がキャンプ好きな影響でちょこちょこ行くようになりました。

セレクトしたアイテムを持っていき、サイトのロケーションに合わせて配置して自分の落ち着く空間を作るという行為は、僕が仕事でやっている建築設計とほぼ同じ。馴染まないわけないなとは思っていたのですが、案の定楽しい。

ある程度興味を持つと、すぐに形から入ってしまい道具を揃えたがるのが僕の特性。

キャンプギアのメインといえばやっぱり”テント”ですよね。僕が選んだちょっと変わったテントを紹介します。

テント+コット

TK-JIANGという会社の2人用テントコットという商品。

いわゆるテントと比べると随分コンパクトな印象でちょっとした基地感がいい感じ。

特徴はやっぱりテントとコットが一体になっている点、最近流行っているという床なしシェルターテントとは完全に逆行する形ですね。

快適性を意識するとテントだけでは心もとない。グランドシートだったりインナーマットだったりが必要だと思いますが、その辺りを内包してくれるのがテントコット。

コットの上に別でテントを合体させる商品もありますが、今回は最初からくっついているものを選びました。

僕ら夫婦は基本キャンプには車で行くしキャンプ場もオートキャンプ場をメインに選んでいます。多少持ち物は増えても大丈夫なのですが、うちの車は軽自動車なのでやっぱり持ち物は減らしたいもの。ものが少ないと設営撤収の手間も減りますしね。

▶︎ワクワクが詰まった軽SUV”タフト”

テントコットの良いところ

  • 高床式なので地面の影響を受けない
  • 設営・撤収が一瞬
  • 風がよく通るので涼しい
  • 向きを選ばない
  • 設置後の移動が簡単

ざっくり良いところをまとめるとこんな感じ。

見てわかる通り地面から30cmくらい上がるので地面の影響を受けません

芝生の快適なサイトでも河原の砂利サイトでも寝心地には一切関係ありませんし、多少傾斜がついていても、脚の角度を調整することで水平に保つことができます。

淡路島でキャンプした時、写真を撮る余裕もないくらい大雨が降って、雷もすごかったので車に避難して寝たことがありますが、その時もテントコット自体には特に影響ありませんでした。

また、床が高いので虫が入ってくることもありません。これもかなり嬉しいポイント。

設営についても三つ折りになっているフレームを起こして布を張っていくだけ、1人でやっても5分もかかりません。

テントの中は四周全てに入り口があります。寝るときも好きなところをメッシュにできるので風通しがよく、真夏キャンプでも快適に寝られました。

本体はコンパクトでペグうちすることもないので、設営した後に簡単に場所を調整することができます。

2人で持てば楽ですが男性なら1人でも抱えて動かせます。

夏に買ったばかりなので、気温が低いキャンプではまだ使ったことがありませんが、地面からの冷えを受けないのは大きそう。ちなみに夏キャンプでは寝袋すら無し、テントコットのみで寝られます。

内部には小物入れやランタン用のフック掛けがついているのもありがたいポイント。

気になる点

  • 収納サイズが大きい・重い
  • 内部空間が小さい
  • 寝てると中央部に寄っていく
  • 付属のウェザーカバーがイマイチ
  • アウトドアメーカーではない

気になる点としては収納する時のサイズ感。

本体を三つ折りにするだけなので、平たくはなりますが結構大きいです。

出典:楽天商品ページhttps://item.rakuten.co.jp/takara-jiang/tent-cot-w/?s-id=ph_pc_itemname
出典:楽天商品ページhttps://item.rakuten.co.jp/takara-jiang/tent-cot-w/?s-id=ph_pc_itemname

18kgあるので、肩にかけてヨイショとそれなりに頑張って運ぶ感じ。車への積み下ろしだけなら良いけど、これを持ってキャンプ場を歩くのは厳しい重さです。

オートキャンプが大前提になりますがサイズ的にも大きいので、車の後部座席を倒した平場をかなり占領します。僕は購入する前に荷室の寸法を結構シビアに測りました。ちなみに僕のタフトではこいつが乗っていると運転席も助手席も後ろにスライドしなくなります。

2人用ですが中の空間はダブルベッドくらいのサイズ感、寝るだけなら良いですが中に荷物を置くような使い方は難しいです。これもオートキャンプなら車に置けるので問題ありませんが。

またコットの特性上、寝ると少し沈むので2人で寝ていると真ん中に集まってしまいます。夫婦ならくっ付いて寝ても良いですが友達とかだとちょっとアレかもな、という印象。

付属のウェザーカバーは正直かなり微妙。かけると開口が1箇所に絞られるので夏は風が通らなくて中々にきつい。キャノピーも小さいのであまり実用的ではないので、うちは別でタープをかけてその下にテントコットを置くことで解決しました

本体の背が低いので、特殊な張り方をしなくてもスッとタープの下に潜り込ませられるのが良いですね。雨キャンプも何度かありましたが、これで全く問題ありませんでした。

このテントコットは楽天で購入しましたが、ショップはTK-JIANGという会社さんで、調べてみるとアウトドアメーカではなさそう。購入してからの発送や梱包は丁寧と感じましたが、保障や修理対応については正直未知数。楽天のレビューでは不安になる内容があまりなかったので購入に踏み切りました。

まとめ

誰にでもオススメ!というものではありませんが、使い方がハマる人にはグッと合いそうなテントコット。

オートキャンプしかしない、タープを使う、というような条件が合えばかなりギアだと思います。

この夏にキャンプ5泊を含む10日間の旅行で東京〜淡路島〜四国一周〜小豆島〜東京のルートをドライバー1人という中々のハード計画を決行しましたが、テントコットのおかげで特に疲れを残すことなく楽しめました。