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設計屋が思うおすすめのシャーペン1選。ぺんてるシャープペンシル「TUFF」。レビュー | kee clip
設計屋が選ぶシャーペン1選”ぺんてる-TUFF”

設計屋が選ぶシャーペン1選”ぺんてる-TUFF”

2018年12月25日

普段ノートやメモに使うペンとして、昔はよくシャーペンを使っていました。小学生の頃に塾で流行った”振りシャー”ドクターグリップ。中学ではクルトガ、高校ではカッコいいかなと思ってグラフギアの製図用ペンを好んでいました。何十本も試して、お気に入りのシャーペンを探していたのを覚えています。

ただ僕が大学生くらいから流行りだしたフリクションが現れてから、シャーペンを使うことはかなり少なくなり、apple pencilが登場してからは、そもそもちゃんとペンを使う機会が減りました。

筆箱から姿を消していったペンたちですが、僕の筆箱には何年もしぶとく残っているシャーペンが一本だけあります。

フィジカル極振りのシャーペン「TUFF」

それがこのぺんてるの「TUFF」というシャーペン。

0.9mmという超極太の芯を使っています。タフに書く!!タフに消す!!というフィジカル極振りのキャッチコピー。値段も400円前後とリーズナブル。アマゾンでは200円ちょっとで売っています。

デザインは特筆すべきこともなく、スタイリッシュでも無骨でもないただのチープなシャーペンです。

これをなぜ何年も使っているのかといえば、やはりこの0.9という鉛筆並みの太さの線が引けるシャーペンとして最適化されているところ。

本当に0.9mmあります、一般的な0.5mmのほぼ倍。これの何が良いってまず折れません。

僕は割と筆圧が強く、0.5やのペンでは書いた量より折った量の方が消費が大きかったんじゃないかと思うほどポキポキ折ってました。0.9mmの芯を使っていると、わざと折ろうと思わない限り折れません。

書き味は鉛筆に近く、使う内に芯先が尖るのでそれで線の太さを調節します。

裏にはシャーペンらしく消しゴムがついていますが、これがこのシャーペンの最大の特徴。

ボディを捻ると消しゴムが出て来ます。よくあるシャーペンにある、失くしがちなキャップはありません。

なんとこの長さの消しゴムが収容されています。約3cmの消しゴムは、もはやシャーペンのおまけ消しゴムではありません。

このシャーペンの良いところは、これさえあれば別に消しゴムを持たなくて良いところ。1本でガシガシ書いてゴシゴシ消せます。

専用のスペア消しゴムも売っています。

壊れないボディに折れない芯、そして使い減りしない消しゴム。シャーペンとしての必要な機能を純粋に追い求めたプロダクト。

ただ僕がこのペンを使う時は、ほとんどが机の上で紙に書くときではありません。

DIYや建築現場でこそ力を発揮する

こういった木材への線引きや、

モルタルの壁にだって書けます。

ボールペンだと目詰まりしたり気軽に消せないことが気になるDIYや建築現場で使うシャーペンとしては、これ以上ない道具。

学生時代に古民家の実測調査をしていたのですが、不安定な画板の上で線を引いて消してを繰り返す状況においても、このシャーペンは大活躍でした。

これは僕が実測をしながらその場で書き起こした図面です。

人に見せる図面ではありませんが、建築の図は線の太さでその線が表す意味が変わるので、フリーハンドでも線の太さを書き分けなければなりません。太い芯で細い線を書くことは出来ても、細い芯で太い線を書くのは難しい。

安価でラフに使い倒せる頑丈なTUFFは、DIYや建築の現場において最強だと僕は思います。

このシャーペンは学生時代の恩師の影響で使い始めました。恩師はこのペンでないと何も書く気が起きないとまで言い切っていて、研究費でダースで買ってました。

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