杉板を敷き詰めた壁に、同じ杉板でウォールシェルフを取り付けました。
今回はできるだけシンプルに作りたかったので、金物を極力使わずチェーンで壁から吊る作り方をとりました。
棚を取り付けた位置はこのエアコンと窓の下、壁の中にある2×4の柱の位置から棚の幅を決めました。
正面から見るとこのように設置します。小上がりに座った時に、頭を打たない高さから上の段を決め、その棚板から250降りたところに下の段を取り付けます。
断面で見るとこのような関係、よくある下から棚板を支える棚受けを使わないかわりに、チェーンで棚板を上から吊っています。
ただ板を吊るだけでは棚板を水平に保てないので、棚板を取り付ける位置の壁を切り欠いて棚をそこにはめ込みます。
壁の小口と棚板をビスでとめます。このビスは最終的には杉板の壁が重なるので表には出てきません。
上の段は杉板の端を切り欠いた位置にはまっているので、上の杉板を外して写真のようにビスを打てるのですが、下の段の棚は板の内側で切り欠いているので、小口からビスを打つことができません。
なので下の段は割ときつめに切り欠いて、無理やりハンマーでたたき込みました。
下の段の位置は、mac book proの大きさから決めています。
僕の家にはデスクがなくて、ダイニングテーブルで毎回PCを開いて作業しています。いつもPCを机に出しっぱなしにしていたのですが、やはり使わない時はしまいたいもの。
ということで、ウォールシェルフにPCの住所を作りました。
アイアンバーを壁から3cmの位置に取り付けて、PCが倒れてこないようにしています。
このアイアンバーはもともと本来タオル掛けなんかに使うもの。
余談ですが、壁の杉板を取り付けた時は上下の隙間なくぴったりにしていたのですが、完成後にどんどん乾燥して収縮していったようで、すごく隙間が空いてしまっています。見てくれは気になりますが、その分部屋の調湿をしてくれているんだと思っています
一見チェーンしか構造が見えないので不安に見えますが、吊り金具は壁の裏の柱に刺さっていますし、案外安定感があります。
植物や本を並べても問題ありませんでした。
壁のDIYで余った杉板を取り付けただけの棚ですが、シンプルでスッキリした棚ができたと思います。作業も壁の板に切り欠きを行なっただけなので、1時間程度でした。
関連:ダイニングを拡張するミニテーブルを作りました。
ウォールシェルフも杉板の端材で作りましたが、集成材も余っていたので小さなテーブルを2つ作りました。とあるギミックがありまして、小上がりのテーブルを拡張する機能があるので、ぜひご覧ください。