毎日の楽しみがある話

毎日の楽しみがある話

2020年7月16日

小学生の時、進研ゼミで毎月赤ペン先生からもらえる「がんばりシール」を240枚集めて念願のラジカセと交換してもらった時の嬉しさを今でも覚えています。唯一持っていたポケモンのテーマ曲8cmCDを狂ったように聴いていました。肝心のラジオはなぜか僕の部屋には電波が届きませんでした。

中学生の頃、周りがジャンプを読んでる中僕は逆張りでマガジンを買っていました。そこから10年以上、毎週水曜日はマガジンの日。

高校生になると、地元を離れド田舎の高校で3年間の寮生活。寮ではマンガは共有物、回し読みでジャンプの面白さを一足遅れて知りました。500人くらい住んでる寮にテレビはロビーの1台だけ。大抵怖い上級生が陣取っていたので、僕はいつも部屋でSCHOOL OF LOCK!を聴いて過ごしていました。

大学生になって上京した時、テレビを買いましたが住んだ物件にはテレビ線を挿すアンテナ端子がありませんでした。課題に追われて連日の徹夜のお供はオールナイトニッポン。学生時代は金欠だったので、マガジンとジャンプはもっぱらコンビニで立ち読み。

小さい頃からテレビはあまり見ていませんでしたが、おかげで今も楽しみにしているエンタメは毎日のラジオと漫画。毎日何かしらの楽しみが待っているので、全ての曜日が待ち遠しい日。

今回は僕が今毎日楽しみにしているエンタメをご紹介します。ちなみに、ラジオはradikoのタイムフリーで翌日に聴いているので放送日とはずれています。

月曜日

・「週刊少年ジャンプ」
高校生の頃から読んでる王道ジャンプの発売日。週初めの通勤電車で一体どれくらいの人はスマホでジャンプ読んでるんでしょうか。中学生の頃はジャンプは見ていませんでしたが「いちご100%」だけはブックオフで買いました。親にばれたくなかったので別の漫画のカバーに変えて本棚に並べていましたが多分バレてました。

「オードリーのオールナイトニッポン」(ニッポン放送 土曜日:25:00~27:00)
土曜日の夜に放送される番組ですが、僕が聴くのは月曜日の仕事中か帰りの電車内。大学生の頃、課題に半ば付き合わせていた後輩に教えてもらったのがオールナイトとの出会い。多分違法アップロードですがyoutubeで10年前の初回放送から遡って聴いていました。異常に長いフリートークと、スキャンダルも話題に昇華させるパワー。隠しきれない2人の狂気が芸人ラジオにハマったきっかけです。

火曜日

「菅田将暉のオールナイトニッポン」(ニッポン放送 月曜日:25:00~27:00)
若手俳優のラジオなのに下ネタのオンパレード。リスナーに雑にいじり倒されても大喜びするスタイルは、スターのはずなのに地元の友達のくだらない話を聴いているような感覚。年齢も地元が近いので、昔の思い出話が出てくる時に大体刺さりまくります。

「伊集院光・深夜の馬鹿力」(TBSラジオ 月曜日:25:00~27:00)
ラジオの帝王は、火曜の仕事帰りの電車のお供。どんな内容のトークでも情景がはっきりと頭に浮かんできます。時事ネタをいじったかと思えば、関心させられることをチラッと混ぜてきたり、ド直球の下ネタで強引に落としたり。とんでもない話術でテレビの姿とはまた違う伊集院光の姿を楽しめます。

水曜日

「週刊少年マガジン」
コロコロコミックを卒業してから、ジャンプを飛ばしてマガジンと付き合いだしました。理由は漫画雑誌だからという言い訳で堂々とグラビアページが読めるから。なんかそういうのも読んじゃってるぜ、みたいなのが中学生の僕にとってはカッコ良かったんだと思います。今は電子書籍なのでグラビアはカットされてしまっていますが、なんやかんや15年の付き合い。個人的には月曜のジャンプよりも水曜のマガジンの方が待ち遠しい。

「アルコ&ピース D.C.GARAGE」(TBSラジオ 火曜日:24:00~25:00)
明らかに拗らせてる平子と、それを変な方向からツッコむ酒井の掛け合いがとにかく面白い1時間番組。フリートークかと思えばいつの間にか即興コントが始まっていることも。シュールが過ぎて意味不明な時もありますが、深夜ラジオにしては比較的マイルドでとにかく聴きやすく笑えるので入口としてオススメかも。

「Creepy Nutsのオールナイトニッポン0」(ニッポン放送 火曜日:27:00~28:30)
日本一のラッパーと世界一のDJのコンビによるラジオなのに、良い意味で大物感を消した軽いトークと、随所で見せるアーティストとしての実力。ラジオきっかけで、今まで接点のなかったヒップホップを聴くようになりました。

木曜日

「佐久間宣行のオールナイトニッポン0」(ニッポン放送 水曜日:27:00~28:30)
テレビ東京のプロデューサーがなぜかニッポン放送でパーソナリティ。テレ東も懐が広いんでしょうが、テレ朝のプロデューサーがゲストに来たりと、ラジオって自由でいいですね。エンタメ系の引き出しの多さは流石の一言。知らないおじさんが深夜に話しているだけなのに、話している映画や漫画が絶対見たくなる。

「山里亮太の不毛な議論」(TBSラジオ 水曜日:25:00~27:00)
笑いに対する異常な瞬発力。とんでもなく頭の回転が早いんだろうなと思います。全方向の僻みを持ったストロングタイプかと思えば、リスナーに対しては名前と所在地を把握していたり、結婚報告の時はリスナーの言葉に涙したり。個人的にはWAONさんの辛辣な一言エピソードが好き。あと効果音女子のコーナーがめっちゃ可愛いです。

「和牛のモーモーラジオ」(文化放送 水曜日:26:00~26:30)
2人のちょっとした立ち話を、たまたま近くで聞いてしまっているような感覚になる30分の短尺番組。コンビの仲良さが伝わってくるほのぼの感と、リスナーからのメールがどれだけくだらなくてもしっかり対応して落とす巧さが、帰り道で歩きながら聴くのにちょうど良い温度感です。

金曜日

「ハライチのターン」(TBSラジオ 木曜日:24:00~25:00)
個人的2時間枠にして欲しいラジオNo.1。冒頭のネコちゃんニュースから始まり、フリートーク・コーナーと面白さが外れることがなく、鉄板の漫才をずっと聞いているような強さがあります。特に岩井の「メゾネットタイプ」と「死の庭」のエピソードトークが大好き。

「ナインティナインのオールナイトニッポン」(ニッポン放送 木曜日:25:00~27:00)
僕が聴き始めた頃は岡村隆史のオールナイトニッポンでしたが、最近ナイナイの2人番組として復活されました。炎上からの救済という形でコンビによるリニューアルですが、長寿番組ならではのハガキ職人とのコミュニケーションやテレビでは見られないベテランがジャレ合う様子が、当時を知らない僕にとっては新鮮な雰囲気。今は収録放送ですが、いつかスペシャル回なんかでまた生放送も聴きたいな。個人的にはミキ昴生とのやり取りが好き。

「水溜りボンドのオールナイトニッポン0」(ニッポン放送 木曜日:27:00~28:30)
普段あまりyoutubeを見ない僕でも名前を知っているトップyoutuber。綿密な準備や演出と編集で魅せる動画が彼らの主戦場のはずですが、ラジオでは基本的に声のみで1時間強の生放送。クリーンでテンポ良く楽しめる動画が彼らの個性だと思いますが、その色を褪せさせることなく深夜ラジオのノリに合わせられるのはさすがだと思います。リスナーや作家と一緒に懸命に番組を作りあげていこうという雰囲気がフレッシュで面白いです。

土曜日

「三四郎のオールナイトニッポン」(ニッポン放送 金曜日:25:00~27:00)
普段テレビでは目立たない相田が猛烈に面白いラジオ。昔からの幼馴染みコンビで、ラジオでテレビとのギャップを発揮する点は僕の大好きなオードリーとの共通点。リスナーの自由すぎるボケにも乗っかり、相田のクレイジーなエピソードトークに小宮の謎の大嘘と、最高に面白かったけど内容を一切覚えてない飲み会のような雰囲気がバチボコ面白い。

「霜降り明星のオールナイトニッポン0」(ニッポン放送 金曜日:27:00~28:30)
この2人は天才だと思います。延々ボケ続けるせいやのパワーと、たまに聞いててヒヤっとするような粗品の尖り方は、一切だれることなく1時間半の番組が一瞬で終わります。

日曜日

日曜日は基本的にラジオも聞かず漫画も読まないことが多いですが、平日に聞き逃した放送があると日曜日に聞いています。家で奥さんがどうぶつの森をしている横で、イヤホンをかけてボーッとしつつニヤニヤする週末も少なくありません。

通勤の電車が1時間ちょっとなので、マンガ雑誌を1冊読むのにちょうど良い時間。仕事中も作業に入ってしまったら片耳イヤホンでラジオを流しながらの方が集中できます。

自分の機嫌は自分で取る、というと大袈裟ですがこうやって平日でも休日でも、毎日ちょっとしたエンタメがあるおかげで楽しく過ごせてる気がします。

マガジンを読み始めてから15年、ジャンプは10年くらい。ラジオは聞き始めて4年くらい。10年後も変わってないかもしれないし、何も残ってないかもしれません。