帰宅するとまず靴を脱いでカバンを置いて…といった自然に行なっている流れがあるかと思います。その中で財布や鍵といったポケットの小物は棚にあるトレーを定位置とし、同じ位置にいつもしまう様に意識しています。

家のものは基本定位置を作ってあげて整えているのですが、今まで定まっていなかったのが帰宅時にカバンや上着をかけておく場所でした。

置き場がないのでいつも適当な場所に置いて、気が向いた時にクローゼットへ向かうという感じ。なんとなくですが部屋が片付いていても、イスの背もたれに上着がかかっているとだらしない生活感が出ている様に見えてしまいます。

そこで、帰宅時に服を掛けたり毎日使うカバンを置いておける定位置となるコート掛けをDIYしました。

完成予想と材料

計画と加工のイメージです。4本の柱をつなぐ部分にハンガーをかけ、カバンや帽子をかけられる様に出っ張りを多く作っています。下部の板は重めのカバンを置ける場所で、柱の足繋ぎとして機能します。

今回は相欠組みを使って組み立てられるカタチを計画しました。それ自体に意味はないのですが、相欠き組みでどれほどの強度が出るのか実験の意味を込めて、ビスやボンドでの接着を行わない作り方を試しました。

使った材料は、ホワイトウッドの30mm角材とMDFの5mm厚板材です。2つとも数百円で買える材料なのでトータルで2,000円ほど。

加工

加工図にあわせて長さを切った後、切り欠きの位置を線引きします。この時位置が合っていないと組み立て時に上手くいかないので丁寧に寸法をとります。×印をしている箇所があとで落とす部分。

相欠きなので、切り落とすのは角材の厚みの半分15mm。キツイくらいでないと崩壊するので、気持ち線引きの内側にノコギリを入れていきます。

半分までノコギリを入れたら、あとはノミで落とします。繊維方向にノミを入れるとあっさりと落ちるのでヤスリで断面をきれいにします。

細い切り欠き部分には板を差し込みます。切り欠くのは同じく角材の半分の15mm。

同じ流れで半分ノコギリが入ったらノミで落として、ヤスリで整えます。

これらをそれぞれの材料に施したら加工は終わりです。精度は求められますが、難しい加工ではありません。


角材はオイル塗装。毎回同じ塗装をしている気がします。

MDFの板は、黒い鉄板に見えたらいいなと思いながらアイアンペイントで塗りました。MDFは一度粉状にした木材を固めた板材なので、木目や繊維方向がありません。なので厚塗りしなくても木目が出てきてしまうということがありません。

それにしてもどこにもピントが合っていない。。。

組み立て

加工が終わったらどんどん組み立てていく。かなりキツめに切り欠いたので、ハンマーで叩きながら組んでいきます。

ちなみに印象を締めるために、角材の小口も塗装で黒くしておきました。

3方組になると同じ位置には相欠きができないので位置をズラして組んでいます。

加工としてはこのようなカタチ。

全パーツを組み終えるとしっかりと自立します。逆にどこか1箇所でも外れると一気に崩れます。

高さを色々と変えているのは、コートやジャケット・カバンなど、丈の異なるものをかけた時に見た目のバランスが安定するように。

ラフなデニムや帽子なんかは、出っ張りにかけておくだけでもなんとなく様になります。

結局ビスやボンドを使うことはありませんでしたが、ちょっと引っ張ったくらいでは外れなそう。乾燥などで緩くなってきたら細ビスで補強しようかと思います。

これの良いところは自立している所、必要ない時は部屋の奥にしまっておいて必要な時に出せばいい。しばらく要らないと思えば木組なのでバラバラにして片付けてしまうこともできます。今のところ毎日使っているので出しっぱなしですが。

木組のコート掛け_DIY加工図(3.9MB)
冒頭の図面は上記から。

コート掛けを作ったおかげで、来客の時に「こちらへ上着おかけください」と言えるようになりました。

 

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都内の建築設計事務所で働く27歳です。素材感がありつつスッキリした空間が好き。仕事では建築を作っていて、ブログでは趣味のDIYやお気に入りの持ち物の話をすることが多いです。東京の郊外で妻と2人暮らしをしています。