夏休みに四国を旅してきた話-その2

夏休みに四国を旅してきた話-その2

夏休みの四国旅行の様子をお届けします。

その1はこちら。

夏休みに四国を旅してきた話-その1
お盆を過ぎた頃に、妻と示し合わせて夏休みを取って念願の旅行に行きました。 コロナ禍になってから連泊をするような遠出はしていなかったので、約3年振りの旅行。 夏休…
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今回は4日目と5日目の様子を、建築とグルメの2日間でした。

4日目-徳島〜香川

旅行4日目にしてようやく四国入り。

朝起きて淡路島のキャンプ場を出発し、鳴門大橋を渡って徳島に入ります。

徳島自体はほとんど滞在せずに香川へ向かってしまうのですが、1ヶ所だけ食事に立ち寄りました。

「活魚料理 びんび家」という国道沿いにあるお店に入りました。10時くらいに少し遅めの朝食。

刺身+天ぷら定食を頼んだのですが、美味しすぎて最初の天ぷらしか写真撮ってなかった。

あとただの味噌汁が信じられないくらい美味しかったです。

香川県庁舎

びんび家で食事をとった後、そのまま香川に向かいます。

最初に向かったのは高松市の香川県庁舎。

設計は丹下健三、世界的な巨匠による日本の代表的なモダニズム建築です。

 
 
 
 
 

巨匠の建築を堪能。

詳しくは建築レポートをした記事があるのでそちらへ。

日本一かっこいい役所"香川県庁舎"を見る
旅行の予定を立てる時はいつも見に行きたい建築を中心に予定を組みます。 この夏に初めて四国に行ったのですが、迷わず最初に予定に組み込んだのは「香川県庁舎」でした。…
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高松港から島を臨む

昼食前にお土産を買いに行こうと、高松港にある高松シンボルタワーとやらに行きました。

お土産を選んだら上に登って展望デッキへ。うっすらをと島が見える。奥には本州?

 

手前に大きな島も見える。女木島って島らしい。

流石にうどん食べる

いい感じにお腹空いてきたのでお昼ご飯へ。

香川に来たんだからうどん食べないと。

ということで行ったのは妻がテレビで見て行きたいと言った「わらく」というお店。

 

日村さんと同じ釜玉うどんを食べました。超美味しかったです。

四国水族館

高松でうどんを食べたら次は丸亀市へ。

目的地は四国水族館。

2020年にできた新しい水族館です。ロゴがかわいい。

 

演出光が少なめでこじんまりとした水族館ですが、見せ方・水槽の切り取り方が上手い。

新しい水族館なので綺麗でテクニカルな展示もありますが、ローカル水族館らしい演出もあって好き。

イルカのプールはガラスの客席との間に仕切りがなくて、目の前でイルカが跳ねるのが見れます。

ロケーションも良くてイルカプールの脇にはこの景色。雰囲気良くてカップルがたくさんいました。

妻です。

ビジネスホテルへ

水族館で夕暮れを見たら丸亀駅に戻ってビジネスホテルへ。

テント泊が2日続いたので久々のベッドでぐっすりでした。

キャンプが続いたので洗濯できるホテルは良いですね。

アウトドアワゴンに荷物積んでチェックインすると整理整頓考えてなくていいというライフハック。

行ったところ

びんび家:安くて海鮮激うま定食屋。定員のおばちゃんがチャキチャキで楽しい。

情熱うどんわらく:せっかくグルメで紹介されたうどん屋さん。アスパラの天ぷらが最高。

香川県庁舎:こんなかっこいい県庁なの羨ましい。

四国水族館:夕陽が見えるデッキでビール飲めるらしい。

スーパーホテル丸亀:駅近のビジネスホテル。水族館チケットセット朝食付き夫婦2人で17000円くらいでした。夜に無料でもらえるうどんも美味。

5日目-高知

丸亀のホテルを出て向かったのは高知県。

やなせたかし記念館

まずは「やなせたかし記念館」に行きました。

設計は古谷誠章・八木佐千子+NASCA、自然の中に巨大なボックスが鎮座しています。

 

屋上に立ってるアンパンマンは時々パトロールに出かけるそう。

入り口に向かうブリッジは緊張感があっていきなりかっこいい。

 
 
 

激しい空間操作はしていないながらも、随所でスケール感が切り替わったり床の素材やちょっとした勾配を随所で切り替えていたり、細かい操作がたくさんされていて歩いているだけで楽しい空間体験。

 
 

案内サインのテキストがとてもかわいい。子どもはこれを追いながら走り回るだけでも楽しいでしょうね。

アンパンマン号に乗る妻です。嬉しそうですね。

牧野富太郎記念館

やなせたかしのお次は牧野富太郎。

車で1時間くらい走って牧野植物園に行きました。

設計は内藤廣。

牧野富太郎って名前しか知らなかったけど超凄い人でした。朝ドラになるらしい。

何千という植物に名前をつけたり新種を発見したりした人で、「雑草という草はない」という言葉を聞いたことあるかもしれませんがこの人の言葉だそう。

 
 

流石の内藤建築で、木造の屋根架構がかっこいい。

ダイナミックで迫力ある架構ながらもスケール感は抑えられていて、軒下の空間は本当に心地いい。

 
 

屋根の架構だけでずっと見てられます。

しかしコンクリート・鉄・木の異素材の取り合わせ方が全部かっこいい。

 
 

建築にばかり目が行きがちですが、展示も植物もちゃんと楽しみました。

カツオのたたき

午前中から建築を2つ見て回ったのでもうお昼過ぎ、お腹が空いたので食事に向かいます。

高知に来たら食べなきゃならんのはやっぱりカツオのたたき。

今までに食べたカツオのたたきって何だったんだろうってくらい美味しかった。

高知市内にあるひろめ市場というところで食べました。

小浜キャンプ場

15時くらいに遅めの昼食をすませて、本日の宿に向かいます。

キャンプ→キャンプときてホテルを挟んだので、高知ではキャンプ。四国では初キャンプですね。

ネットで探すと仁淀川の川辺に無料のキャンプ場があって穴場だよという情報を見たので向かってみることに。

ナビに従って進んだのですが、嘘だろという道が示される。

鳥居の横の生い茂る道、千と千尋の神隠しにこんなのがあった気がする。

異世界にでも続くのかと進んでいくと一応標識がありました。

ただマジで道が険しく、軽自動車でぎりぎり。割と夕暮れに近い時間だったのでなかなか焦りながら進む。

森を抜けると急に川があらわれて無事キャンプ場につきました。この時点で18時くらいだったので写真を撮る余裕もなく設営。

昼食が遅めだったので食事もそこそこに、酒を飲みながら延々と焚き火をしていました。

やってみたかったチャークロスに挑戦。缶に布が入ったものを薪に乗せてずっと眺めていました。

行ったところ

やなせたかし記念館:家族が増えたらまた来たい。

牧野富太郎記念館:実は四国旅行で1番楽しみにしていた建築。内藤廣建築が好きです。

ひろめ市場”明神丸”:ここのカツオのたたきマジでやばい。みんな食べた方がいい。

小浜キャンプ場:無料でトイレも水場もあって一級河川仁淀川沿い。帰りに判明するけどあんな変な道通らなくても行けたらしい。

さて、旅行記は前後編くらいかなーとか思ってたけどまだ5日目、半分です。まだまだ続くよ。