26歳で初めて車を買おうとしています。一般的に早い方なのか、普通なのかは分かりませんが。
東京に住んで数年、都心で暮らしているわけではなくとも、徒歩と電車だけで不便することはありません。
地方に引っ越した訳でもなく、必要に駆られた訳でもありません。
今車を使う頻度はレンタカーやカーシェアを2~3ヶ月に1度使うかどうか、そんな程度です。
運転は好きですが車に大きな憧れはありませんでした。
そんな僕がどうして今車を買うことにしたのか、どんな車を買うのかというお話し。
きっかけはコロナウイルス
車を買うことを考え始めたのは今年の夏頃、緊急事態宣言が明けてもコロナウイルスが収まる気配を見せないのを見てでした。
去年の10月に結婚をし、そろそろ結婚式や新婚旅行をと考えていた矢先に世界が一変、式も旅行も一旦計画は白紙に。
ただ仕方がないと何もやらないのは気持ちの区切りがつかないので、何かないかと考えた結果が「車を買う」こと。
新婚旅行で安心して海外に行けるのはいつになるか分からないので、「車にキャンプ道具や遊び道具を積んで国内を気ままに旅行しようよ」と。
合わせてシンプルで簡単に着られるウエディングドレスも買いました。旅先できれいな格好をした奥さんの写真を撮りたいなと思って。
新婚旅行の代わりという形で車の購入。住んでいる所が東京の中でも郊外なので、生活する上でも車があると便利なのは確か。
都会で車を持つネックになる1つに「駐車場」がありますが、幸いなことに奥さんの実家がすぐ近くにあって、空いているスペースに停めさせてもらえることに。
どんな車を選ぶか
買うことは決めたものの、車を持ったことがなく詳しくもないのでどうやって選べばいいかが分からない。
予算的には安いに越したことはないけど200万円以下で抑えたい、維持費も安いと聞くし何となく軽自動車かな〜というイメージを持っていました。
”軽トラ”で遊ぶという選択
漠然と遊び道具になる車がいいなと思ってたので、一番はじめに思い浮かんだのは軽トラでした。
軽トラの荷台を自作のモバイルハウスのようにしている話をよく聞くし、夫婦で軽トラキャンプ旅っていうストーリーがなんかいいなと。何より安そうだし。
奥さんに話すと、まさかのノリノリで乗っかってきました。ダメもとだったのでびっくり。軽トラの検討を始めました。
軽トラを中古で探すと安いもので30万円くらいからあるようですが、軽トラってやつは通常業務用なので見てくれの状態が汚れていたり傷があったりしても値段があまり落ちないみたいです。
ということは安いやつは見た目ではなく機能的な問題があるものなのでは。
如何せん僕は車に詳しくないので中古状態の判断が全くできず不安があります。
ビギナーのうちは新車をベースに考えた方が良さそうな気が。
軽トラでも新車だと100万円を超え、また遊び仕様のカーゴや塗装を足していくと案外高くつきそうな感じに。
予算内ではあるものの150~200万円くらいかけて本気で軽トラで遊ぶのか?
初めての車でそこまでの気合いが入れられなさそうな気がして軽トラはちょっと要検討ということに。
憧れと懐かしの”ジムニー”
子どもの頃、実家の車が20年前の古いジムニーでした。
屋根が幌で雨の音がうるさかったけど、天気の良い日はオープンにして風を浴びていたのを覚えています。
カッコ良くて家族みんな気に入っていましたが、確か10歳くらいの時に手放してしまっていました。
2018年にスズキからでた新型ジムニー。
20年ぶりの新デザインで昔のジムニーのような角ばったデザインが帰ってきたのを見て感動しました。
これはぶっちゃけかなりアリ。
ただこいつ人気過ぎて納車待ちがエラいことになってる見たい。ちょっと調べると1年待ちやら20ヶ月待ちやら…。
さすがにそこまで気を長く待てないので惜しくもジムニーは今回はスルー。
遊べる軽の王道”ハスラー”
遊べる軽自動車というと、まず選択肢に上がるハスラー。
可愛らしい顔のイメージがあるハスラー。流行のツートンカラーで調べるとカスタム事例もたくさん出てきます。
乗ったことはありませんが、燃費も良いらしく乗り心地も良いみたいなので悪くありません。
ただハスラー、これも人気で街中で見かけ過ぎる。近所の駐車場にも数台停まっているのを見ます。
ちょっとあまりにも街中にあふれている印象があって、何となく敬遠していまいました。
ダイハツから満を辞して登場”タフト”
あまりにも車に対する引き出しがないので、ジムニー・ハスラーが選択肢から外れどうしたもんかと思っていたところ、奥さんがテレビCMで見かけたダイハツの”タフト”という車を提案してきました。
ダイハツ。。。家の近くにディーラーがあるのですが、ファミリーカーのイメージが強く正直ピンとこない。
タフトというのは、今まで軽SUVの印象があまりなかったダイハツから登場した新しい”遊べる軽”のよう。
CMを見ると海で遊ぶ中川大志がメインで車体が一瞬しか出てきませんでした。
わかるのはファミリーよりアクティブな若者をターゲットにしてるっぽいということくらい。とりあえず少し調べてみることに。
価格はハスラーとほぼ同じくらい。
見た目は男らしいジムニーと可愛いハスラーの中間くらい(ちょっと無骨より)のデザインで、これが中々良いかもという第一印象。
スカイルーフという、天井ガラスの開放感が特徴でここが他の軽SUVとの差別化ポイント。
3ドアのジムニーに対してタフトは5ドア。でも後部座席はフラットにはなるもののスライドはできないので、あくまで2人乗りがメインで後ろはできるだけ荷物が積めるようなコンセプトのようです。
夫婦で遊べる車が欲しい僕にとっては結構マッチするような気がしてきました。
スペック的なところの判断は僕はできませんが、見た目やコンセプトは結構良い感じ。
かなり前向きにタフトで検討することにしました。
初めてのカーディーラー
タフトに目星がついたところで、実際にディーラーに行って実物を見てみようということに。
ダイハツのお店に行ってまず、「車を初めて買う。手順から教えてください。タフトが気になっています。」ということを伝えました。
ディーラーさんによると、やはりターゲットは”若い夫婦”らしく、同じような層がよく見に来るそう。
試乗した所感は、「イメージしてた軽自動車らしくない」ということでした。
今まで乗った軽自動車になんとなく感じていた、アクセルを踏んだ時の軽い感じがなく、乗り心地もどっしり安定していた印象。
新世代車ということで、自動ブレーキやオートブレーキホールドのような最新っぽい設備も備わっています。
そして何より奥さんが乗り気。
見た目のアクティブ感と、スカイルーフの開放感が気に入ったようでした。
詳しいことは正直よく分からないし、今までカーシェアでしか車に乗らない僕にとっては、ワクワクできる車というのは新鮮。
今後しばらく付き合っていく相棒として、しっくりくる何かを感じました。
その場でほぼ夫婦で意見が合致し、タフトを購入することに決定しました。
実はもう契約していて、もうすぐ納車の予定。
オプションで外装も多少カスタムしているので、車が手元にきたら色々と紹介したいなと思ってます。